2022.11.10(Thu)

目覚めは悪くなかった。昨日プールに行ったおかげだと思うのだけれども、大腿筋が存在感を訴えかけきている。こういうのが生きている実感というものだろう。久しぶりに二日連続で朝起床後に午前中眠らずに済むことができた。すぐに眠ってしまうから、時間を有効に過ごせたようでありがたい。

小説を読もう、という気分にようやくなってきた。以前からも読んでいるのだが、目的意識のない自分のための読書だ。新人賞受賞作の雑誌を買い込み、今月は読み解くことを課題にしたいと思う。高橋源一郎『超「小説」教室』を読んでから新人賞受賞作を読むのが楽しくなった。受賞作は可能性を評価された作品でニアリーイコール「優れた小説」だと念頭に置くと読み手の心理的負担が減る。素直に文脈を追いつつ、選考委員は何を読み解いたのか、との視点を持つと読書体験がより豊かになりやすい。

いまやれることをやりつつも、ゲームを立て続けにやっているのは、いわゆる現代の感覚というものを自分の中に取り込もうとしているのかもしれない。真・女神転生ⅤをゼノブレイドDEのプレイ体験から楽しめた経験から説明できるように、感性には勉強がいる。完全ゼロベースとはいえないけれど、アップデートしていく必要がある。面白いものはなんなのかを考え、翻訳し出力する、ハブになれればいいと思う。感覚や価値観だけでは足りない。実現しうるだけの努力は必要なのだ。

創作に必要なのは、コップに溢れるくらいの情熱。過剰さを注いでいる期間だと思えば、焦らず一歩一歩やれるだろう、きっと。