2022.10.19(wed)

いつも1000メートルをノルマにしている水泳を2000メートルへ倍にしたら翌日の朝の目覚めがよくなった。物語性のある夢を見た。暴走族があふれる愛の言葉を削ぎ落としながら普遍性のある幸福を語っていく話だ。程度問題だと思うが、やはり適度な運動は人体へ良い効果を生むらしい。

しかしながら、このところ睡眠に悩みを抱えている。持病のせいで睡眠薬を服用しなければ眠れない、という睡眠障害としての前提はある。だが、昼間を通して起きていられないというのが自分の抱えている大きな問題だ。今日も朝の運動と洗濯後に10時まで眠り、昼食後に13時半近くまで眠ってしまった。この生活習慣をどうにかしなければならない。

目下の解決策として、起きている状態はつまり何かをしているという状態だから、午前中は小説を書いて手と頭を動かし、午後はゲーム実況をして口を動かす、という訓練をしている。考えてみれば普通に働いていれば全身を動かし、話し、工夫するといった人間的な活動を求められる。それが病を経て継続的にできなくなったのが現況である。どうすればいいか、と考える。当面思いつくものとすれば、いま大きな負担なくできる活動として、執筆とゲーム実況を続けて起きてられるような状況を体内リズムに組み込むしかない、と考えている。

また、朝に寝てしまう時間を散歩に転化させるのも好ましいかもしれない。足の上下運動はリズミカルに血流を体全体に促進させるだろうし、体も覚醒するだろう。

「季節の変わり目ですから新しいことは始めないでゆっくりやりすごしてください」と医者は言う。けれども、生きるために必要なことを着実にやることが回復の一歩だとも、経験則から感じる。無理せず、できることを。疲れない程度にやっていくしかない。

ゲーム実況はファイアーエムブレム暗黒竜と光の剣を開始して、ようやく最終回まで収録した。ずぶの素人もいいところだ。録音環境も悪いし、声の通りも悪い。およそ人前に聞かせられるものじゃないという自覚はある。

だが、一見無駄に思えるこんな作業は、自分にとって生きることと直結している。体が弱っていても活動し、新しく何かを生み出し、発表し続けること。執筆はひとつひとつを手探りで学んでいる最中なので、インスタントに続けられるゲーム実況は今の所自分の環境として手軽でいい。OBSで録画するのは初の試みだし、GIMPでサムネイルを編集し、youtubeの概要欄にキャッチを書く作業は、仕事でしていたことだ。昔とった杵柄がここにきて役に立っている。

自分にとって創造するという作業は、回復するための手段として機能してきている。たいして才能もない自分にとって、自己顕示欲を発露する手段としては持ち得ない。ただ単純に息をするように。小説を書き、さまざまなものを作る。そういうことをやっていけるように、今後とも心身を整えていきたい。